家に来たその日から犬のしつけを始めます。

家に来たその日から犬のしつけを始めます。

うちにはラブラドールレトリーバーがいますが、今回の子で4匹目です。最初に飼ったゴールデンレトリーバーは甘やかせすぎて全く言うことを聞かない状態にしてしまったことをきっかけに、本を買ってしつけの勉強を始めました。

 

しつけの基本は犬が家にやってきたその日からが始めます。まず絶対に「一緒に寝ないこと」です。寝る時はケージに入れてどんなに鳴いて呼んでも相手にしません。「呼べば来てくれる」という感覚を持たせない為です。

 

家族が食事をする時もすぐ近くでケージに入れて食事風景が見えるところに置きます。この時も鳴いて呼んでも無視します。そして一日二回の食事以外は絶対におやつは与えません。「例外」をつくると期待を持たせてしまうので、これは徹底します。

 

トイレなどは直ぐに覚えると思います。指定の場所でオシッコをした時に褒めて違うところでした時に怒るくらいで大体覚えてくれます。怒る時は短く鋭い声で怒り、褒める時は優しくソフトな口調で撫でてやります。

 

大きく成長したら散歩にでますが、その時も初日が大切です。自分勝手に走りだそうとしたらリードを強く引っ張りコントロールし、自分の歩調に合わせて歩くことを覚えさせます。

 

「お座り」「お手」「伏せ」は散歩の時に公園で教え込みました。ちゃんと理解してくれた時にだけ、持参したカリカリのエサを一粒上げるようにし始めます。棒を投げて取りに行った時も同じように褒めてやり、一粒カリカリをあげるようにしました。

 

最初のダメだったゴールデンと違い、無駄吠えもしない、よその犬を見ても興奮することの無いおとなしく賢い子に育ってくれて、安心してドッグランやペット同伴可の喫茶店にも連れて行くことができるようにしつけることができました。

 

怒る時と褒める時のメリハリをしっかりと区別することが大切だと思います。我が子は可愛くて仕方ありませんが、こちらの感情だけで溺愛してしまうと、結局死ぬまで怒り続けないといけなくなり、犬は混乱を起こして不幸な一生を送ることになります。

犬のしつけ私流

我が家には2匹の犬がいます。1匹は7歳、もう1匹は1歳です。

 

人や他犬に攻撃をしないこと。我が家のルールを守れること。この2点が守れればお手や特技などなくても良いと考えています。(お座りや待て、呼び戻しは危険防止の観点から必要と考えています)

 

そして、しつけの上で注意している事は犬に楽しみながら学ばせる事。そして、短時間で繰り返し行う事です。

 

我が家に来た時、しばらくは環境の変化に慣れさせる為ハウスでの生活をさせます。そして、ハウスの中にいる際はあまり話しかけたり触ったりはせず自分の生活を普段通りします。遊ぶ時はハウスから出し決めた時間で思いっきり遊びます。その子にもよりますが、生活に慣れてきたら我が家ではフリーにしています。ハウスは自分の居場所と認識させます。フリーになると勿論いたずらは避けられません。

 

でも、いたずらが出来るようになるって事は環境に馴染んできてくれた証拠でもあると私は思っています。誤飲や事故防止の為、犬の届かない所に物を置く事や電気コードには注意しています。

 

そして、褒める時には高い声で叱る時には低い声を意識しています。犬とは言語が違うので理解してもらうには時間がかかる物です。だから、良いことも悪いことも起きた瞬間に言葉で伝える事を意識しトーンもあえてメリハリをつけています。

 

良く言われる事ですが、褒める時は大袈裟にと言いますが私もそれを意識します。そして褒める際は必ず犬に触れながら褒めるようにしています。呼び戻しや待てなどを教える際はトリーツも利用しました。犬に出来るだけストレスを与えず、飼い主も犬も楽しみながら行う事で信頼関係も築いていけると考えています。

 

焦らず、ゆっくりで良いと思います。我が家の先住犬も4歳ぐらいでようやく意志疎通が出来てきました。1歳の子はまだまだ勉強中です。ただ人間と一緒で上の子を見て学んでいると痛感しています。いかに褒められる事の喜びを知ってもらうかがポイントではないかと考えています。

 

犬に悪い子はいません。飼い主さん次第でどんな子にもなると思います。

飼い主と犬が幸せになる為のしつけ

あなたが現れると、犬は興奮して喜びます。そこには何の打算もありません。
犬を飼う喜びは、自分に向けてくれるその一途さではないでしょうか?

 

しかし、そんな犬をあなたはきちんとしつけをしていると自信をもって断言できるでしょうか?

 

しつけの基本を誤ると、犬とのコミュニケーションに決定的な齟齬が生じ、それは犬にとっても、飼い主のあなたにとっても不幸なことです。

 

犬は基本的に自分が従う相手を探します。犬は通常、群れのリーダーとして飼い主を見ています。
ところが犬を溺愛するあまり、犬の要求をその内容を吟味することなく、聞き入れてしまうと犬に勘違いが生まれます。

 

目の前にいる飼い主は、自分より下位の存在なのではないか?

 

混乱した犬は、自分自身がリーダーであり、人間である飼い主を自分に付き従う群れの一員と認識するようになり、行動に現れます。
例えば、犬自身の要求が通らないと、飼い主の人間を威嚇さえしても犬の意向に従わせようとします。

 

気に入らないことがあると、飼い主に向かって憤怒の形相で吠え、散歩ではぐいぐい飼い主の手に握られたリードを引っ張って進むようになります。

 

こうなってしまっては、飼い主であるあなたにとっても、愛する犬にとっても、憂慮せざるを得ない事態です。
当然、飼い犬はあなたの言うことなど聞かなくなります。

 

しつけは、そういった犬の勘違いを回避し、あなたが群れのリーダーであり、自分の付き従う主人なのだと犬に認識させることにあります。
犬を前にした時に威厳を持って堂々と接してあげてください。叱るときには一貫性を持って叱り、犬が理解するまで根気強く繰り返します。

 

同じ悪いことをした時に、ある時は叱り、ある時は笑っている。これでは犬は非常に困惑してしまいます。

 

犬の視点で見て、犬がこれが悪いことなんだと理解できているのか、そこに重点を置くのが基本です。
しつけはするが、飼い主は犬の視点まで降りていってあげて、犬との関係を築く。

 

良いことをした時は褒める。犬がわかるまで褒めると、犬は喜びを感じるようになっていきます。

 

そうしたしつけこそが、両者が幸せになれる素地となる、犬に対する本当の意味での愛情と言えることなのです。